赤ちょうちんでひとりごと

音楽を愛して止まないAKKOのお気楽なひとりごと。自分の好きなことや感じたことを徒然なるままに綴ってます。

古都・新羅の都を訪ねる

今週から一気に秋の気配が深まってきましたね~。この飛び石連休(10/31~11/3)、私は、韓国を訪問し、慶州(キョンジュ)2泊⇒ソウル1泊と廻ったのですが、急に寒くなったのがよかったのか、木々が見事に色づいており、紅葉真っ盛りで、とても美しかったです。

今回は、韓国の新幹線と言われているKTX(写真下)に初チャレンジ。金浦空港からソウル駅までは地下鉄、ソウルから東大邸(トンテグ)までKTXを利用し、そこから慶州までは高速バスで移動しました。

KTXには約1時間40分乗って指定席でも39,000ウォン、高速バスは1時間乗って3,900ウォンだから、わかりやすく10ウォン=1円(実際のレートは13ウォン=1円)として計算してみても、日本の新幹線などの交通機関と比較して、かなり安いことがわかります。

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慶州は、高校時代の世界史でお勉強した朝鮮半島三国時代(高句麗百済新羅)の新羅の都なので、世界遺産"仏国寺(プルグクサ・写真)""石窟庵(ソックラン)"をはじめとして、23基の古墳を持つ"大陵苑(テヌンウォン)"という古墳公園、東洋でもっとも古い天文台の"瞻星台(チョムソンデ)" など、街のここらそこらに古い建造物や遺跡があり、日本の奈良の雰囲気を彷彿させます。中国⇒朝鮮半島⇒日本と古代文化が伝わってきた足跡が見えますね。

仏教が百済から日本に伝来したのもこの時代。昔、語呂合わせで覚えたっけ。確か「いざや(538年)倭国へ仏教伝来」だったような気が・・・。

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韓国は、おいしいものが多く、日本と同様に各土地土地に名物がありますが、慶州は"サンパプ(包みご飯)"という葉野菜でご飯を包んで食べる料理が名物です。この"サンパプ"、サンチュやゴマの葉などの葉野菜にごはんを乗せ、サムジャンと呼ばれる味噌や、コチュジャンなどを乗せて包んでいただきます。

ちなみに、韓国語で、"サン"が包む、"パプ"はご飯を意味します。有名な"石焼ビビンパプ"のパプもこのご飯の意と同じです("ビビン"は混ぜるの意)。あれっ、いつの間にやら韓国語講座になってますね。

今回、私が訪れたのは古墳公園"大陵苑(テヌンウォン)"の斜め向かいにある「チョンギワサンパプ」さん。本屋さんで売ってるガイドブックには、あまり載っていないお店ですが、昔の韓屋を使った雰囲気のあるお店です。

普通のサンパプ(写真)でも机に乗りきらないくらいのおかずが付いてお値段は1人前8,000ウォン。プルコギサンパプ12,000ウォン/人というのもメニューにありました。もちろん、私のことですから、お酒もしっかりいただきましたよ!下に見える茶色の壷が「ドンドン酒(にごり酒)」です。

ここのお店のドンドン酒は「トドッ(つる人参)ドンドン酒」だったので、少し漢方の味がしてクセがありますが、なんだか体に良さそうな感じがしました。ほどよく冷えていて、シュワシュワとした発泡感もあり、喉越しもよく、私はおいしくいただきました。

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あと、もう一つ慶州で有名な食べ物が"、皇南パン(ファンナムパン・写真)"。まあ、言ってみれば普通のお饅頭なのですが(おっと失礼)、お店の前はかなりの行列ができてました。

なんでも、ここのお店でしか買えないシロモノだそうで、次から次へとお客さんが来るわ来るわ。どうやら慶州観光ツアーのスポットにもなってるみたい。この皇南パンがヒットしたことで、○○パンという同じような商品があちこちにありましたが、どこもガラガラ。みんな元祖で買いたいわけなのねえ~。どこの国でも事情はいっしょのようです。

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