赤ちょうちんでひとりごと

音楽を愛して止まないAKKOのお気楽なひとりごと。自分の好きなことや感じたことを徒然なるままに綴ってます。

赤ちょうちんの節電対策

昨日6/18で、あの東日本大震災から100日。東日本大震災とその後の福島第一原発の事故を受けて、日本中が「節電」と真剣に向き合うことになったわけですが、今までやみくもに電気を使いすぎていた日本の生活事情を考えなおす良いきっかけになったように思います。

とはいえ、これからやって来る夏本番が去年並みに暑いとなると、「熱中症」とのからみもあって家庭でも冷房使用ゼロというわけにはいかなそうなので、いろんな工夫が必要になりそうですね。

赤ちょうちんでは、まず湿度対策として、今まで敷いていたコットンラグを片づけて、今日から「い草ラグ」を敷くことにしました。湿度対策と思ってやってみたわけですが、「い草」が持つ素材感と独特のほのかな香りが、純国産育ちの私には自然の温もりというか「和」を感じさせてくれるので、リラクゼーション効果もあり、なんだかホッと落ち着きます。

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ついでなので、昔取った杵柄というか、新卒で入った会社で、インテリアコーディネーターなる資格を取得した(させられた?)時に勉強した知識を基にして、「い草」についてちょっと掘り下げてみることにします(結局、この資格全く使っていないので完全なる「なんちゃってインテリアコーディネーター」なんですが・・・)。

「い草」の持つ機能で最も代表的なものは、その高い吸湿性で、「い草」に無数にあいている気孔から大気中の湿気を吸い取って、それを空洞部に蓄えることができます。汗ばむ夏の季節にもベトつかずサラッとしているのもこのためで、例えば、6畳の部屋に「い草」を敷き詰めた場合だと、約0.7リットルもの水分を蓄えることができるそうです。当時勉強で使っていたテキストの中に、

家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬は、いかなる所にも住まる。暑き比わろき住居は、堪え難き事なり。

という、吉田兼好法師の「徒然草」の一節が載っていたのですが、高温多湿の日本で「い草」が昔から重宝されてきたのには、そんな理由もあるわけですね。先人の知恵と様々な工夫にはいつも感服させられます。

前述のとおり、東日本大震災から100日目の昨日は、被災地各地で慰霊祭が行われていました。愛する人を亡くされた方々の悲しみを思うと、本当に胸が痛みます。私は本日浅草に行く用事があったので、「浅草寺」でこれからの東北の復興と、私の愛すべき人たちの健康と無事を祈ってきました。被災地への方々にも笑顔が早く戻ってきますように。

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