赤ちょうちんでひとりごと

音楽を愛して止まないAKKOのお気楽なひとりごと。自分の好きなことや感じたことを徒然なるままに綴ってます。

海外出張珍道中日記 ~ホテル編~

今回の出張は私の単独出張ということもあって、航空券、ホテル、空港からのホテルまでの足、仕事先への通勤手段 etc、と何から何まですべて自分自身で手配でした。帰国翌日からの激務ですっかり記憶が飛んでいましたが、今思えば出発前の準備も結構大変でしたね・・・。

中でも一番手を焼いたのがホテルの手配です。個人旅行であればユースホステルでもなんでもOKな私なのですが、今回は出張という会社業務とあって1泊あたりの予算の制限があります。高すぎるホテルは経費削減の中、予算的にもちろん論外なのですが、あまりにも安いホテルも「治安的にNG!」という会社の意向がありました。

東京もそうかと思いますが、ロンドン、ニューヨークも共に1泊あたりのホテル価格はそれなりにする地域。特にロンドンは訪問時にウィンブルドンテニスが開催されていたり、ニューヨークはIndependence Dayの直後だったりして、治安的に安全で、且つ、予算の下限と上限に入るホテル探しはかなり骨が折れました。でも良い経験になりましたね。

<ロンドン>
ロンドンのホテルは毎日の職場への通勤の便と、仕事後どこかへ行くアクセスを考慮に入れてKensinton辺りで取ることに決めました。予算と地域でネット検索して私が今回選んだホテルは"base2stay Kensington"。決め手になったのはこのホテルのWeb Siteのトップページに書いてあったこの記述です。
"All of our rooms are air-conditioned and offer base2stay's outstanding facilities, including free Wi-Fi and mini-kitchens with a microwave, fridge and sink in every room, at incredible value."
outstanding、including、incredibleとTOEIC単語満載ですね(笑)。

長期滞在で毎日外食だと太ってしまうのでは?という恐怖もあったので、このミニキッチン付きという点に心惹かれました。実際この選択は正解で、火は使えなかったのですが、近くのスーパーで買った食材を電子レンジでいろいろ調理できましたので、夕飯代はかなり節約できたと思います。な~んて会社思いなんでしょ、私って( ←自画自賛・笑)。

このホテル、あまり大きくなく小じんまりしたホテルのせいか、どのStaffもみんなとても親切でフレンドリー(7日も連泊していたせいかな)。

初日、free Wifiの接続の仕方や、セキュリティBOXの使い方など、全然勝手がわからなかったので、フロントに電話すると、すぐイケメンStaffさんが部屋まで駆けつけて下さり「遠慮しないで聞いて下さいね。なんでもどうぞ」と丁寧に教えて下さりました。

部屋はシンプルで小綺麗いな装飾で、トイレやシャワーの使い勝手もとてもよかったです。もし次にロンドンに来る機会があったら是非また利用したいホテル。価格もお手頃で周囲の治安もとてもよく、かなりお勧めです!

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<ニューヨーク>
ニューヨークのホテルは、隙あらば仕事の後にJAZZライブに行きたいということと、毎日通勤する職場がQueensにありここにはLong Island Rail Roadでの通勤となるということを考慮に入れて、ホテルはPennsylvania Station(通称:Penn Station) の近くで探すことに最初から決めていました。

でもさすがマンハッタンというか、この付近で予算内で収まるホテルが自分ではなかなか見つけられず、結局、大学時代の剣道部の同期Mくん(NY赴任経験7年あり)に頼ることに。Double Tree Time Square South"を格安で取ってくれました(Mくん、ありがとう)。ベッドの大きさがキングサイズ(写真)で贅沢感があります。ちびっ子の私は横に寝ても大丈夫でした。枕もいっぱいあってちょっともったいないくらい。 

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"Double Tree Time Square South"は36th Streetの8Ave.と9Ave.の間に位置しますので、Penn Station(34th Street/7Ave.)までは徒歩10分、新年のカウントダウンでもお馴染みの有名スポットTimes Square(42th Street/Broardway)までも徒歩30分(地下鉄で1駅)の好立地です。

ただこのミッドタウン辺りは西に行くにつれてあまり治安が良くないということなので、夜はちょっと注意が必要です。同期のMくんからは日本を経つ前に「AKKO、ホテルに帰る時は必ず8Ave.から帰るように。9Ave.からは絶対ダメだから!」と強く念を押されました。

実際行ってみると、7Ave.には夜中でもわんさかと山のように観光客らしき人がいて賑やか極まりないのですが、7Ave.から8Ave.方向に一歩入ると、急にがくっと人が減ります。

私もMくんの教えを守って8Aveから帰り、特にライブに行った後などで帰りが夜遅くなった時は、8Ave.から9Ave.に向かうホテルまでは、ちょっと小走りで帰っていました。今回は出張ですからね、なんかに巻き込まれたら会社に迷惑かけちゃいますし、備えあれば憂いなしということで・・・。

そういえば、ニューヨークのホテルではこんなことがありました。部屋の電話が鳴ったので出たところ、

男「ホテルのレセプションですが、あなたのCredit CardがInvalidでした。確認したいのでクレジット番号を読んでくれますか。」
私「では、今からレセプションに行きます。」
男「なんとか、かんとか・・・(←ここは全く聞きとれず)。今すぐに必要なのでカードの番号を読んで下さい。」
私「英語力不足であなたの言っていることがよく理解できないから、今からレセプションに降ります。」

というような押し問答が何度かあって、私がそのスタンスを貫いていたら諦めたのか電話が切れました。

これって、荒手の詐欺でしょうかね?片っ端からホテルに電話をかけているのかも。この電話自体にちょっと不審な感じがしたのと、もし、本当にホテルのレセプションからかかってきたのであれば、迷惑がかかるのではと思い、電話を切った後、すぐにレセプションに降りて行って、スタッフの誰かが私の部屋に電話をしたか確認したのですが、スタッフからの答えは案の定「誰もかけていませんよ。そういう電話多いみたいなので気をつけて下さいね」とのこと。

海外は危険がいっぱいですね・・・。被害に合わなくてよかったです。これまた良い(?)経験になりましたとさ。めでたし、めでたし。

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【海外出張珍道中日記 全12話】
  1.飛行機編~ 
  2.ホテル編~
  3.タクシー編~
  4.通勤編~
  5.ビートルズ編~
  6.スーパーマーケット編~
  7.美術編~
  8.スイーツ編~
  9.食事編~
10.ロンドン観光編~
11.ニューヨーク観光編~
12.JAZZライブ編~