突然ですが、問題です。「今年デビューから50年を迎えたイギリス(リヴァプール)出身のBig Artistと言えば誰?(一般正解率98%)」「はい、そのとお~り(←児玉清さん風)!」。答えはもちろんビートルズですね。
私は"英語"は"音楽"から入った部類の1人で、受験英語はからっきしダメで赤点ばかりでしたが、洋楽だけはよく聞いてました。そして、その入り口は例に漏れずビートルズです。お小遣いをためて買った通称「赤アルバム」「青アルバム」は何度も何度も聞いたので、曲が終わった後は次の曲のイントロが頭に鳴るくらいです。
<ロンドン>
そんな私の音楽背景もあり、今回ロンドンでのオフでまず行きたかったのがAbbey Roadでした。Abbey Roadまでの行き方ですが、地下鉄(Tube)のJubilee Lineに乗ってSt.Jone's Wood駅で下車します。駅を出たら西方向へ向かい、Grove End Roadを約5分程度歩いて、大きな通りにぶつかったら、その通りがAbbey Road。すぐ右側にあの横断歩道があります。
私が行った日は雨模様でしたが、そこはざっと30~40人の各国からの観光客で賑わっていました。
このAbbey Road、まあ言ってみれば普通の一般道ですから、それなりに交通量もあるわけですが、とにかくみんなこれ(写真上)がやりたいわけなんですよね。
Driverさん達にとっちゃ迷惑極まりないと思うのですが、もう慣れっこなのか、それとも半ば諦めているのか結構寛容で、クラクションを鳴らすDriverさんは1人もいませんでした。さすがGentlemanの国(?)。
見知らぬ者同士が声をかけあって、車を押しのけ命がけ(?)で写真撮影にChallengeしている光景はなんだか微笑ましいです。みんなめちゃめちゃ楽しそうでしょ。もちろん、本物はこれです(↓)。
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<ニューヨーク>
ニューヨークでのオフでも最初に行ったのはここ"ダコタハウス(72nd Street/Central Park West)"。ジョン・レノンが生前住んでいたアパート、そして、1980年12月8日に熱狂的なファンの青年によって射殺されてしまったあの場所です(ジョン享年40歳)。
ここへの入居審査基準は、ニューヨークで最も厳しいとされていて、単に資産や収入が多いだけでは入居できない高級アパートのようですね。あのマドンナやビリー・ジョエル、ポール・マッカートニーまでも入居審査で落とされたとか落とされないとか・・・。ジョンが銃弾に倒れた玄関前には今もガードマンが警備していました。
そして、ダコタハウスから目と鼻の先にあるセントラルパークに足を向けました。行き先はもちろん「ストロベリーフィールズ」です。
ジョン・レノンが銃弾に倒れてから5年後の1985年、ジョンの45歳の誕生日に当たる10月8日に、当時のニューヨーク市長とオノ・ヨーコさんが追悼のために建てた記念碑が「ストロベリー・フィールズ」。セントラルパークの入口を入ってすぐの所に位置しており、生前ジョンは部屋の窓からこの辺りを見降ろし、そしてオノ・ヨーコさんや幼いショーン君とよく歩いたと言われています。
"IMAGINE" と書かれたモザイクの石碑の周りでは、多くのファンがそれぞれ思い思いの写真を撮っていました。ギター片手にビートルズの楽曲を演奏している粋なおじいさんもいて素敵な光景でした。
ジョンが生前訴えていた「愛」(love) や「平和」(peace) のメッセージが、現在戦火の真っただ中にある国々にも届きますように、と切に願って止みません…(祈)。
この地の名前の由来はもちろんビートルズの楽曲"ストロベリー・フィールズ・フォーエバー"から。この曲、イントロでの独特なフワフワとした音色と、エンディングの構成の妙がとても印象的ですよね。発表当時はおそらく衝撃的だったのではないでしょうか。今日は久しぶりにこの曲が入っているアルバム「マジカル・ミステリー・ツアー」でも聞きながら就寝しようと思います。おやすみなさい。
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【海外出張珍道中日記 全12話】
1.飛行機編~
2.ホテル編~
3.タクシー編~
4.通勤編~
5.ビートルズ編~
6.スーパーマーケット編~
7.美術編~
8.スイーツ編~
9.食事編~
10.ロンドン観光編~
11.ニューヨーク観光編~
12.JAZZライブ編~