赤ちょうちんでひとりごと

音楽を愛して止まないAKKOのお気楽なひとりごと。自分の好きなことや感じたことを徒然なるままに綴ってます。

海外出張珍道中日記 ~スーパーマーケット編~

良く言えば"庶民的"、悪く言えば"貧乏性"なので、日本での普段の生活時もデパートよりもスーパーマーケットでの買い物の方が好きな私。これが海外となればここに行かない訳がありません。海外のスーパーって目新しい物が多いので、楽しくって長時間居ても全然飽きませんね。

<ロンドン>
私が泊まっていたホテルのそばにはかなり大きくて品揃え豊富、しかも24時間営業の"TESCO"がありました(写真下)。"TESCO"はイギリス最大手のスーパーマーケット。価格帯もお手頃、オリジナル開発されたTESCOブランド商品にはお買い得品もたくさんあります(会社へのお土産はここで調達(汗))。

出発する前「イギリスのお店は閉店時間が早いから買い物には苦労するよ」と聞いていたのですが、それは"Harrods""Liberty"やBondストリート近郊のブランドショップのことだったようで、そこには目もくれない私には関係Nothingでした(ホッ)。

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ここにも書いたとおり、ロンドンでの1週間はプチ自炊でしたので、ここの"TESCO"はとても重宝しましたね。火が使えなかったので生肉や生魚などは買えませんでしたが、電子レンジで料理できるパスタ、カレー、炒飯などに野菜サラダをアレンジしたり、チーズや惣菜系のおつまみ、そしてワインなど買い揃えば夕飯はバッチリです。焼きたてのパンも売っていたので毎日のお弁当も作れました。

私の行っていた"TESCO"はワインの品揃えが本当に豊富で目移りしまくりです。チリワインだけでも赤白で1スパンづつ、フランスワインに至っては2スパンづつありました。それに比べてビールの品揃えは少なかったですね。これもお国柄でしょうか。

日本では見ない光景ですが、"TESCO"レジスタッフは座って商品をスキャンしていました。リラックス姿勢のせいなのかお口の方もとっても滑らかで、いつ行ってもスタッフに話しかけられた気がします。

とある日は受け取ったReceiptを見るとボールペンでの走り書きで、なんやら番号の羅列と"Pls call me."の文字。これってひょっとして私ナンパされた?まあ、なんと大胆なこと(笑)!

<ニューヨーク>
ニューヨークでは"ZABARS""Whole Foods Market"、この2つのスーパーマーケットにすっかり心を奪われてしまいました。私ったら滞在中に何度行ったんでしょう。

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まずは"ZABARS"(写真上)から。ここは70年以上の歴史を持つ老舗の人気スーパーマーケットで、80th Street/Broadwayに位置し、地下鉄(Metro)の79st駅から歩いてすぐのところにあります。そんなに広い面積ではありませんが、おしゃれなオリジナル商品もかなり充実しているので、見ているだけでもとっても楽しいんです。

そして何と言っても私を虜にしたのがこの店の2階にあった魅惑のキッチン用品専用売場です。なんと、ワンフロア丸ごとキッチン用品!元々キッチン小物を見るのが好きなのに加えて、気になるGoodsが次々と現れてくるものだから、平日の仕事帰りにここに立寄ると、あっと言う間に閉店時間の19:30になってしまい、連日通う羽目に。

欲しい物はたくさんあったのですが、吟味に吟味を重ねて今回購入したものは、テーブルで使えるペッパーミル、フォールディングできるまな板、鍋敷き、炭酸抜け防止のシャンパンの栓、5waysの多機能オープナー、など計5点。特にペッパーミルはかなりお気に入りです。

次に"Whole Foods Market"ですが、ここはどの店舗も敷地面積が大きくいわゆる巨大スーパーです。今回はニューヨークにあるColumbus Circle店、Tribeca店、Bowery店の3店舗に行きました。

このスーパーの一番の特徴は、店内で買ったものすべてがイートインフロアで食することができるということです。お寿司や枝豆(写真下)も売っているので、小腹が空いた時も便利。私がよく利用していたのは数多くの種類があるお惣菜の計り売りコーナーで、トレーに取ったポンド数で価格が決まります。売り場が保温装置付きなので温かいお惣菜も食べられますし、自分で食べられる量だけを買う事ができるというのが助かりました。

今回、ニューヨークのホテルはロンドンと違い部屋にキッチンがなかったので、このスーパーのイートインシステムは夕飯にもお弁当にもとても重宝しましたね。

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そして、"Whole Foods Market"で興味深かったのはここのレジシステムです。日本のスーパー同様、欲しいものを選んだらレジコーナーへ進むわけですが、まずは色分けされいるレジコーナーの列へ並びます。レジの先頭まで進むと頭上のディスプレイに並んでいる列配列の色と同じラインがあって、レジが空く度に"Register 19"などというアナウンスが流れ、ディスプレイにレジ番号が表示されます。自分の列の色のところに割り振られた数字のレジで会計するというシステムです(写真だと水色の先頭者は19番のレジへ、オレンジの先頭者は12番のレジへ進むシステム)。

このシステムはレジそのものの列に並ぶわけではないので「この列が早いと思って並んだのに、前の人がトラぶってて時間がかかって超イライラする~」というようなことがないのでとっても合理的なシステムと思うんですよね。巨大スーパーで、買い物客も多いから編み出されたシステムかと思うのですが、日本でも是非導入して欲しいなあ~。

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そうそう、ここでもレジでのエピソードが。買ったお惣菜と一緒にイートインフロアでビールを飲もうと一本かごに入れたのですが、レジスタッフからまさかの「Your ID, please!」。

私:「パスポート持っていません・・・」ってことでビールはレジ通過ができず買えずじまい。一緒にスーパーにいたNY在住の友達に「Whole Foods Marketってお酒買うのに全員がID見せなくちゃだめなんだね、パスポート持ってこなかったよ」としょんぼりしていたら、「IDあるから買ってきてあげる」と。

レジを通過して、私にビールを差出しながら「ID見せろって言われなかったけど」と。んんん?なぜなぜ?疑問は募るばかり。まさか私が21歳未満かどうかを確認したかったってことはないと思うのだけど・・・。

でもまあせっかくなので、店舗照明のおかげで目じりのとシワをお肌のたるみがうまく隠れて、かなり若く見間違えられたってことにしておきますか(笑)。
※写真は"Whole Foods Market"のレジかご。キャスターが付いていて床を転がすことができるのがびっくりです!日本では見たことありません。

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ちなみに、余談ですが、ニューヨークの法律では公共の場でお酒を飲むことを禁止しています。なので、野外コンサートライブでの生ビールとか、天気のいい日のバーベキューでの缶ビールとか、お花見での宴会とか、電車の中でのワンカップとか、日本では「これこそが醍醐味」と思われることができません。

ってことで、結局このスーパーであんなに苦労して買ったビールも公共の場に値するスーパー内のイートインフロアでは飲むことができず、結局ホテルで飲むことになりました・・・。まあ、お後がよろしいようで。

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【海外出張珍道中日記 全12話】
  1.飛行機編~ 
  2.ホテル編~
  3.タクシー編~
  4.通勤編~
  5.ビートルズ編~
  6.スーパーマーケット編~
  7.美術編~
  8.スイーツ編~
  9.食事編~
10.ロンドン観光編~
11.ニューヨーク観光編~
12.JAZZライブ編~