赤ちょうちんでひとりごと

音楽を愛して止まないAKKOのお気楽なひとりごと。自分の好きなことや感じたことを徒然なるままに綴ってます。

海外出張珍道中日記 ~美術編~

絵心が全くないので絵を描くのは大の苦手。たまに仕事で、イラストを書いて説明することがあるのですが、かなりの確立でスタッフにドン引きされます・・・(汗)。そんな私ですが、なぜだか「近代美術」には興味があって、中でも岡本太郎さんの作品は大好きです。

今回は数時間ですが、ニューヨーク近代美術館 The Museum of Modern Art, New York(以下:MoMAと略)に立ち寄ることができました。

私が訪れたのは金曜日の17:30頃。毎週金曜日の4:00PM.以降は"Target Free Friday Night"と呼ばれ入場料が無料となります。一般$25、シニア(65歳以上)$18、学生$14ですから、この無料というのは魅力的ですね(写真)はFree Ticket)。

無料ということで、大勢の訪問者で入口には長い列ができていましたが、さほど待つことなく中に入ることができました。MoMAに行かれる方は金曜日の夕方に行かれるのがオススメです(←花田先生"文法特急"風~)。

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ご存じMoMAにはピカソゴッホシャガール、ダリ、その他数え切れないアーティストの作品が展示されていますが、この日は夜に用事があったので、MoMAに居られる時間は2時間ほど。なので、残念ながら絵画・彫刻のある5階と6階しか回れませんでした。

ここで私が一番見たかったのはアンディ・ウォーホルの作品。MoMAの中はフラッシュ禁止ですが、写真撮影はOKですので、有名な「マリリン・モンロー」(写真)の前は2ショット写真を撮ろうする入館者で次から次に占領されます。人の流れの合間をぬってなんとかパチリと一枚。

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さらに、ウォーホルの「キャンベル・スープ缶」を見たくて探したのですが、全然見つけることができず・・・。スタッフのイケメンお兄さんに「あのー、ウォーホルのキャンベル・スープ缶はどこでしょうか」と尋ねてみたところ、「あの作品、9月7日までロサンゼルスにある現代美術館(MoCA)に貸出中なんですよ。せっかく来て下さったのにすいませんね」との返事。が~ん。寄りにも寄って貸出中とは。残念極まりなしです。あの作品大好きなので見たかったなあ・・・。 

さらにさらに、絵画フロアを回遊していたらこの絵(写真)に出会いました。絵画音痴の私ですが、この絵には確かに見覚えがあるのです。「どこかで見たはず、それも何度も・・・」と美術に疎い思考回路をフル回転させ「そうだ!これ、セロニアス・モンクの「ミステリオーソ」のアルバムジャケットだ!」とわかった時には一人興奮し軽く小躍りしたくらいです(←Jazz友には「すぐ思い出せ」と怒られそう・・・)。周りにいた方々はびっくりしたかもしれませんね。

絵画のDescriptionを見るとこの絵はイタリアの画家ジョルジョ・デ・キリコの「The Seer(予言者、見る人)」という作品。私はアルバムジャケットとしての認識しかありませんでしたが、絵画に長けている方なら常識なのかしらん。でも思いがけなくも本物の作品に出会えたこと、この偶然に感激です。

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ニューヨークには、街中の至るところにいろんなアートが転がっています。パブリックアートは、街のデザインの一部になっていると言っても過言ではないですね。なので、マンハッタンは自分の足でたくさん歩いて周ることをお勧めします。きっとお気に入りの作品に会えるはずです。

これ(写真)はウォール街で出会ったイサム・ノグチの「Red Cube」。美術館では味わえないアート観賞がたくさん楽しめますね。

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【海外出張珍道中日記 全12話】
  1.飛行機編~ 
  2.ホテル編~
  3.タクシー編~
  4.通勤編~
  5.ビートルズ編~
  6.スーパーマーケット編~
  7.美術編~
  8.スイーツ編~
  9.食事編~
10.ロンドン観光編~
11.ニューヨーク観光編~
12.JAZZライブ編~