赤ちょうちんでひとりごと

音楽を愛して止まないAKKOのお気楽なひとりごと。自分の好きなことや感じたことを徒然なるままに綴ってます。

「モノづくり」に救われる その1 「ブロックの船」

先日行ったTOEICイベントで、久しぶりに会ったTOEIC仲間のJunさんに、二の腕を触らせてもらったら、超ムキムキで、とってもかっこいい筋肉をしていました。羨ましいわ~。すっかり刺激を受け、さっそく、今日は骨折後初のジム復活してきました。プチギブスのためランニングはまだ出来ないので、上半身の「腕まわり」「腹筋」「背筋」のトレーニングだけマシンを使ってこじんまりと…。あ~、早く走りたいなあ~。

と、まあこんな感じで、今は、いろいろなことに、前向きにチャレンジしてみようと思っている私ですが、やっと、こういう気持ちにまで辿り着いたというのが、正直な実感ですね。第三者的に自分に起きたことを言えるようになったので、入院時のリハビリ体験のことを、ちょっと記事にしておこうと思います。

昨年、7月後半の出張帰りに緊急入院した当初は、自分に起こった突然の出来事を全く受け入れられず、絶望感いっぱいで、この記事のとおりで「物の名前が分からない」「色の名前が分からない」「指の名前が分からない」「あいうえおが読めない書けない」他多数etc…。「死んでしまおう」なんて、後向きなことばっかり考えてました。

少しづつ前向きになれたのは、入院してから1ヶ月半ほどたった、ちょうど去年の今頃からです。私を担当してくれていた、作業療法士のスギちゃん先生(←ウエンツ瑛士くんを日本顔にした感じのイケメンくん)が「これ一緒にやりましょう。僕、ブロック作るの好きなんです」と、持ってきたブロック組立キッドがきっかけでした。

私も、ブロックを作ることは幼いころから大好きでしたが、いかんせんその時期はまだ自分の病気の事実を受け止められずにいたので、何もかもに対して「やる気ゼロ状態」。そのブロック作成のリハビリも最初は渋々やっていました。

でも、そのリハビリを何日かやってる途中であることに気が付いたんです!「あっ、私、組立図に書かれている説明の文字は読めないけれど、ブロックの組立図(図面/記号)は分かるんだ」ということに。すべてを失ったわけではありませんでした。

それからは、リハビリ時間外にも自分の病室で1人で出来る部分を進めつつ、スギちゃん先生と一緒に作品づくりの日々。かなり細かいブロックパーツの組み合わせでしたが、スギちゃん先生のおかげで、1ヶ月後に完成できました。入院してかなり腐っていた自分に一筋の光がさしこんだ瞬間です。その作品「ブロックの船」がこちら。
ユニコーン号|nanoblock

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ただ、このブロック創作には、裏話があって、完成した直後にスギちゃん先生がこの作品を落として一部を破壊しました~。次の日、スギちゃん先生と二人で修復作業をして、1日遅れで再度完成となりましたとさ。この作品は今も病院の受付に展示されているそうです。あ~、めでたしめでたし!

次回「モノづくり」に救われる その2「編み物」予定 "to be continued"