赤ちょうちんでひとりごと

音楽を愛して止まないAKKOのお気楽なひとりごと。自分の好きなことや感じたことを徒然なるままに綴ってます。

外国語習得は難しい・・・

2010年度のNHKラジオ語学講座が始まって、3週間近くが経ちました。私もこのクールは何か講座を始めようと思い、「入門ビジネス英語(月・火)」「まいにちハングル講座(月~金)」「アンコールまいにちハングル講座(月~金)」を聴いております。

韓国語は完全に母親の影響。彼女は例に漏れずあの世代にありがちな韓流ドラマファンなのですが、他の韓流ファンと大きく違うところは、ただのミーハーな韓流スターのファンではなく、本格的に韓国語や韓国文化を勉強しているところ。

実家に帰った時に母親を観察していると、週一回韓国語教室に通ったり、ラジオやCDを聴いたり、問題集をやったりして、1日平均で1~2時間はやっているようです。ハングル検定にも挑戦していて、去年見事5級と4級に合格。今年は3級にチャレンジするそうです。偉い!

語学を勉強すると、現地でどれだけ通用するのか試してみたくなるものですよね。私は、個人旅行のアレンジは得意なので、母親を連れて何度か韓国に行っていますが、母親は韓国で多少怯みながらも、バスや電車のチケットを買ったり、街中で道を聞いたり、食事を注文したりと、がんばって韓国語を話していて、しかもこれが結構通じております。相手に通じたときの母親の嬉しそうな顔を見ていると、こっちまで嬉しくなりますね。少しでもサポートできればと思って、私も基本から始めてみた次第です。

韓国語を勉強していて感じるのは、語彙・文法に関しては、日本人は他の外国人に比べて圧倒的に有利だということです。その根拠は下記のとおりです。

1.  日本語と同じ(似ている)単語が多い。
これに関してはすぐに思いつくだけでもこんなにあります。가치(カチ)「価値」、도시(トシ)「都市」、온도(オンド)「温度」、가방(カバン)「かばん」、약속(ヤクソク)「約束」、계산(ケサン)「計算」、가족(カジョク)「家族」、신문(シンムン)「新聞」 etc。

2. 日本語と語順が同じ。
単語さえ覚えれば、そのまま韓国語へ変換できます。例えば「私・は・昨日・ソウル・へ・行きました」は、나는 어제 서울에 갔어요(ナ・ヌン・オジェ・ソウル・エ・カッソヨ)。英語のように5文型を覚えなくでもへっちゃらです。

3. 助詞がある。
上の例文のように、日本人にはとってもわかりやすい!

4. 尊敬語、謙譲語がある。
欧米人より日本人の方が断然なじみがあります。ただ尊敬語は日本のそれとちょっと違っていて、自分の身内にも使うんですね。「お父様は今いらっしゃいません」みたいな感じ。儒教文化が言葉にも色濃く残っているんですね~。

5. 漢字で単語が連想できる。
漢字1文字に1ハングルが割り当てられているので、日本人ならひとつの単語を覚えると芋づる式に覚えられます。例えば「会社員」회사원(フェサウォン)を覚えたとすると、「会社」회사(フェサ)、「社員」사원(サウォン)、「会員」회원(フェウォン)、「社会」사회(サフェ)が覚えられるというわけ。英語なら「business person」「company」「employee」「member」「social」の5つ覚えなければいけないところを1つですみます。

これだけの要素は他の外国人にはない利点といえるでしょう。でも、発音に関しては日本語にはない母音がたくさんありますので、日本人にはかなり難しいです(韓国語の基本母音は10個あります)。

あと、すべてが母音で終わる日本語に対して、英語のように子音で終わる単語が多いため、リエゾン(連音化)しまくっていて、なかなか聞き取れません。う~ん、やっぱり外国語習得は一筋縄ではいきませんね。

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残念ながら、私には母親の「真面目」で「勉強熱心」な遺伝子があまり受け継がれておらず、どちらかといえば、父親の「いい加減」で「お気楽」な遺伝子が強いため、1クールが終了する9月まで続くのかどうか、全く自信がありません。付け加えると、顔も母親に似れば美人さんだったのになあ~。これまた残念無念!