ランニングの先輩である rontarooさんのブログ「running for life」の中にあった、真夏の連載シリーズ「秩父巡礼ラン」。これにかなり興味深々で、私もいつかやってみたいなあと思っていたのですが、季節もいい時期になってきたので、無謀にも挑戦してみることにしました。
私の場合、まだランニングを始めてから日が浅いのと、脚力がまだまだ弱いので、巡礼ランというよりはウォーキングに毛が生えたようなものなんですけどね(汗)･･･。
この時期、札所8番の西善寺(さいぜんじ)さんにある樹齢600年のコミネモミジが、見ごろ真っ只中らしいので、今日はここを起点に廻ってみることにしました。
まずは西武鉄道の横瀬駅を降りて、西善寺さんまでの約2kmを早足で歩いてみることに。最後の急な坂道は歩いてもキツかったです～。
山門をくぐると、境内を覆い尽くすような見事な枝ぶりの圧巻のモミジがお出迎えです。大きな傘のように、枝を四方八方に広げたコミネモミジの中に入ると、色付いたモミジが木漏れ日を受けてキラキラと光って、なんともいえない空間に包まれました。元気もらえるわぁ～。
札所8番の西善寺さんの後は、6番･卜雲寺(ぼくうんじ)さん→7番･法長寺(ほうちょうじ)さん→9番･明智寺(あけちじ)さん→5番･語歌堂(ごかのどう)さん→10番･大慈寺(だいじじ)さんを廻って、第一回目は終了です。
一人でせっせと走って(歩いて？)、お寺を廻っている女子なんか誰もいないので、地元の人や巡礼しているご年配にすれ違う度に、たくさん声をかけられました。
「走ってお寺さん廻ってるの？若い人は元気あっていいわね～」「頑張りま～す」みたいな感じです。ホントは心の中で「あの?、私、全然若くないんですけど・・・」とつぶやいているのだけどね(笑)。声をかけてくれた人から見たら若いってことなのでまあいっか。
ありふれた表現ですが、人と人とのふれあいというか、温かさみたいなものを思いっきり感じることができましたし、天気も景色もよくて大満足です。あ～、楽しかった！
で、秩父巡礼ランでの一番の目的でもあった、各お寺さんでいただける御朱印。納経帳に墨を落とすその一瞬の芸術には、なにか一期一会のようなものを感じましたし、書かれたその文字からは、力強い「気」のようなものが発せられているようにも思えました。
そして、その墨のにおいからは、どこかホッとするなんかやすらぎを覚えるんですよね。今日、納経帳でいただいた6個の御朱印を、何度も眺めては墨のにおいをかいでいる私。傍から知らない人が見たらちょっと怪しい人かもしれません･･･(笑)。今年中にあと一回くらいは行けるかな～。
