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赤ちょうちんでひとりごと

音楽を愛して止まないAKKO(晶)のお気楽なひとりごと。自分の好きなことや感じたことを徒然なるままに綴ってます。

赤ちょうちん化に拍車!? ~梅酒を漬けてみる~

Trivia Foods/Recipe

P5270316_3 ジムでの筋トレ帰りに最寄のダイエーに寄ってみると「梅酒(果実酒コーナー)」が設置されておりました。OJiMさんのブログにあった「私は毎年(梅酒を)作っています♪」というコメントをふと思い出し、今年は私もチャレンジしてみることに。梅とホワイトリカーと氷砂糖と保存容器を購入しました(重かった!)。

現在は化学と全く関係ない仕事に就いていますが、曲がりなりにも化学科卒なので、梅酒がなんで風味よく美味しくできるのかを化学の視点で書いてみよっかなと思います。

高校生の時に「浸透圧」って習いましたよね。ざっくりいうと、濃度の異なる2種の溶液を「半透膜」を境に接触させると、濃度の低い方から濃度の高い方へと溶媒が移動する現象で、その時の圧力の差が「浸透圧(π)」です。梅酒の場合は「半透膜」に当たるのが梅の皮ですね。公式的にはπ=CRT(ファント・ホッフの法則)なので浸透圧(π)は濃度(C)に比例します(化学科出身の方、合ってますよねえ?ちょっと不安・・・)。

なので、ダイエットを考えてお砂糖をあんまり控えめにしちゃうと浸透圧が持続しなくってうまく梅酒ができません。OJiMさんも毎年お砂糖の量を随分試行錯誤されたんだとか。その研究の結果によると、梅1kg・ホワイトリカー1.8Lに対して氷砂糖500gが最低限界点らしいので、私もこの配合で作ることにしてみました。OJiMさん、アドバイスありがとうございます~。

梅酒って二段階の浸透圧を受けて美味しくできあがるんです。まずは梅の実とアルコールと氷砂糖が最初に合わさると梅の実の糖度が一番高いので、周りのアルコールが浸透圧で梅の皮を通って梅の実に入り込み、梅の実がふくれてきます。これが第一の浸透圧です。で、時間が経ってくると一緒に入れた氷砂糖が徐々にアルコールに溶け出してアルコールの方が糖度が濃くなってきます。そうすると今度は梅の中から梅のエキスをたっぷり含んだアルコールが浸透圧で外に出て、梅の実はだんだんシワシワになってきます。これが第二の浸透圧です。

なので、梅酒に使用する砂糖は「氷砂糖」じゃないとうまくいかないんですよね。上白糖を使うとアルコールに短時間で砂糖が溶けてしまって第一の浸透圧がうまく働かないからです(たぶん)。徐々にアルコールに氷砂糖が溶け出していくことで浸透圧がうまく作用するんでしょう。梅酒って浸透圧をホントうまく使っていますよね。昔の人は浸透圧なんて考えていないと思うので、自然の産物なんだろうけど、そう考えると人間の本能ってホント素晴らしいなと思います。

梅の実のヘタを1個づつ取り、1個づつ丁寧に水気を拭いて保存容器に梅を入れていたら、なんだかすっごく梅が愛おしくなってきました。できあがりは3ヶ月後になるのかな。出来上がっていく過程も楽しみですね。

【OJiMさん直伝の配合による梅酒】
<材料>
梅       1kg
氷砂糖     500g
ホワイトリカー 1.8L

<作り方>
①丁寧に水洗いした梅を水に2~4時間つけてアク抜きをする。
②梅をザルに上げて水気を切り、竹串で1個づつヘタをとる。
③キッチンペーパーで1個づつ丁寧に梅の水気をふき取る。
④水気を除いた保存容器に梅と氷砂糖を交互に入れる。
⑤④の保存容器にホワイトリカーを静かに注ぎ、冷暗所に保存する。
⑥約10日おきに振り動かして砂糖が均一に混ざるようにする。
⑦3ヶ月ぐらいしたら飲み頃になる(らしい)。←楽しみ!
※水分は梅酒作りに大敵らしいので、梅の実も保存容器もよく水気を取って下さいね!