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赤ちょうちんでひとりごと

音楽を愛して止まないAKKO(晶)のお気楽なひとりごと。自分の好きなことや感じたことを徒然なるままに綴ってます。

猿はマンキお金はマニ ~日本人のための英語発音ルール~

TOEIC/English Book Review

そういえばブログの中で「本の紹介」というのをやっていなかったことに気がつきましたので、ブログ若輩者の私ですが、一丁前に「本の紹介」などしてみようと思います。

以前受講した花田塾の「発音・リスニング強化クラス」、私にとっては目からウロコのとても新鮮な授業だったのですが、それを受講してから自分でも発音に対する重要性を意識しながら英語を音読するようになりました。そんな時に出会った本が、ピーター・バラカン著「猿はマンキお金はマニ ~日本人のための英語発音ルール~(NHK出版)」。新書サイズで本体価格800円です。

この本は著者が「英語圏で通じる英語を話したい方に読んでもらいたい」という思いの中で書かれた本で、著者なりの視点で英語の正しい発音のルールが伝授されています。
  第1章 「?」が多発するローマ字読み
  第2章 「マスコミ」の好むヘンなカタカナ英語
  第3章 固有名詞にはわかりにくい発音がいっぱい
の3章構成で、来日35年の著者の教養と風刺を交え、英語発音をめぐる日本人の誤解についても鋭く切り込んでいます。著者の結論はこうです。
「文法が怪しくても、単語がめちゃくちゃに並んでいるだけでも、発音がわかりやすければ通じるものだ」

この本では基本的には単語単位でのルールなので、花田塾で花田先生がよく説明される連音化(liaison)のことについては書かれていませんが、文章の中には花田先生の授業でも説明のあった、"yで始まる単語は[j]を意識する"とか、"rで始まる単語に[w]を意識する"などが書かれていて、指摘しているポイントが花田先生と同じってところが多々あり、私はなんだかウキウキとしながら読んでましたね。発音の単語例にも工夫があって、音楽ツウの著者ならではの切り口で、ミュージシャンの名前や曲のタイトルなどを使って、日本人になじみの深い単語で発音の説明をされているのも興味をそそります。発音にまつわる英語でのジョークを日本人のカタカナ英語が台無しにした話、日本の公共機関で使われる英語放送に対する著者の堪えがたい思いなど、読み物としても大変面白いと思いました。そしてこの本の一番のお勧めポイントは、本文中の英文・英単語の発音を著者自身の声で録音した音声がインターネット上で聴けることです。こちらから聴くことができます。  

猿はマンキお金はマニ―日本人のための英語発音ルール

猿はマンキお金はマニ―日本人のための英語発音ルール

 

で、著者のピーター・バラカンさんですが、実は私、大大大ファンなのです。ピーター・バラカンさんの存在は学生時代に音楽を通じて知ったのですが、ラジオDJやTV番組での毒舌っぷりというか歯に衣着せぬコメントが好きで以来ずっとファンです。それに音楽だけでなく、映画、世界情勢、政治経済など幅広い見識があって、紳士的で大人の魅力があって、私にとっての憧れの存在です。幸運にもJazzなど音楽のイベント等で2度ほどお話しする機会に恵まれましたが、やっぱり思ったとおりステキな方でますますファンになってしまいましたね。あとライブ会場でも何度かお見かけしたことがあります。彼に影響されて好きになったミュージシャンも多いので、当たり前といえば当たり前か。(去年はネビル・ブラザーズのコンサートでお見かけしました)

あと、英語学習者だったらピーター・バラカンさんがホストを務めている番組"BEGIN Japanology"(毎週木曜日深夜25:10~25:40、NHK総合テレビで放送中)はお勧めです。日本文化を外国人に向けて英語で分かりやすく伝える番組で、日本の伝統文化や美しい風景を格調高い英語で楽しみながら、日本人も意外と知らない日本文化の奥深しさに触れることができます。ご本人が「猿はマンキお金はマニ」を執筆されるきっかけになった番組でもあるようです。

ピーター・バラカンさんの英語関係の本でもう一冊どうしても紹介したい本があるので、次の機会ではそれを紹介したいと思っております。