赤ちょうちんでひとりごと

音楽を愛して止まないAKKOのお気楽なひとりごと。自分の好きなことや感じたことを徒然なるままに綴ってます。

年末恒例『年忘れ"Bon Ton"祭り』@池袋 FREE FLOW RANCH

私の今年のライブ納めは、去年に続いてZydeco Kicksの『年忘れ"Bon Ton"祭り@池袋FREE FLOW RANCH』。

昨日は女性としても社会人としても、生き方が素敵な私のお友達asquitaちゃんZydeco Kicksを初鑑賞。英語はもちろんのこと、フランス語もかなり堪能な彼女は音楽にも造詣が深くて、特にマヌーシュジャズが大好き。ジャンゴのことを語らせたら右に出る者はそういないんじゃないかしらん?

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ザディコという音楽も、発祥はフランス語を話すクレオール系の黒人達が、演奏したフォークソングと言われているので、オリジナルの歌詞には、もう今となっては訳のわからない摩訶不思議なフランス語が散りばめられているらしいのだけど、このZydeco Kicksのリーダー且つアコーディオン奏者の由武さんは、それを見事に日本語にアレンジしていてZydeco Kicks独自のオリジナル歌詞として歌っているところもこのバンドの魅力の1つです。

この日もお客さんは超満員で泣く泣く帰って行かれた方もいるほど。ゲストの参加もあり熱気にあふれて大盛り上がりのライブとなりました。

フランス語といえば、ルイジアナ州ってそもそもがフランス領なので、その名残が今でも至るところにあるんです。ルイジアナ州一番の都市であるニューオーリンズもその名前はフランスの都市Orleans(オルレアン)からだし(ニューオーリンズはフランス語だとヌーベル・オルレアン、「新しいオルレアン」ですね)、ニューオーリンズで最も有名な地区はその名も「French Quarter」。

その他にも、フランス語にまつわる単語は街中にたくさんあふれています。ルイジアナ州ではアメリカで住所を表す時に使うcounty(郡)を使わずに、parish(教区)を使うのもフランス植民時代の名残なんでしょうね。

ちなみに、このザディコという音楽は日本ではマイナーな音楽ですが、ニューオーリンズのお土産物屋さんではあちこちでジャカジャカかかっているので、ニューオーリンズ辺りを旅行される予定のある方は、街中で是非ザディコを聞いてみて下さいね。って自然と聞こえちゃうケド・・・。

帰りがけに、由武さんがちょっと気になるフランス語の歌詞があるとかでasquitaちゃんに質問をしていました。このフランス語の歌詞が由武さんの手にかかってどんな風に料理されるのか、今から楽しみにすることにします。

そして、Zydeco Kicksのメンバーの皆さん、今年も楽しい演奏をありがとう~。何曲か参加できて私も演ってて楽しかったです。来年もライブ行きますね~!

【曲目】
<1st Set>
1. Motor Dude Special
2. Bad Women
3. Oh Yae
4. Peper In My Shoe
5. Oh, Mom!
6. Bonsoir Moreau
7. Bosco Stomp
8. Zydeco Run
9. Do It All Night
<2nd Set>
1. Oh, Bye-Bye
2. Cher Catin
3. Hee-Haw
4. Nonc Adam
5. Trailride
6. I Got Loaded (with Sparky)
7. Wasted Days and Wasted Nights (with ザディコ東京)
8. Uncle Bud
9. Give Him Cornbread
<アンコール>
Everybody's Dancin'

【メンバー】 Zydeco Kicks
中林由武(アコーディオン、ボーカル)
西田琢(ギター、フィドル)
竹内靖人(ベース、フィドル)
諸星聖臣(ドラムス)
竹内文科(ラブボード、トライアングル)
中林麻里子(ラブボード、トライアングル)
ゲスト: Sparky(ギター)、ザディコ東京(アコーディオン)